涙腺-石川智晶

[ti:涙腺] [ar:石川智晶] [al:逆光] [by:] [offset:0] [00:00.00]涙腺 - 石川智晶 (いしかわ ちあき) [00:01.93]詞∶石川智晶 [00:03.01]曲∶石川智晶 [00:04.44] [00:24.28]あなたの背中に羽を見る [00:32.84]槍の先に宿るものとは [00:40.15]悲しいほど無縁のものでしょう [00:49.06]あなたの役目は他にあったはず [00:56.06] [01:03.27]穏やかな川面を眺めて [01:11.75]わずかばかりに白波が立つ [01:19.11]もはや祈ることしか許されない [01:28.08]いっそ此処で朽ち果てて欲しい [01:35.06] [01:41.14]ゆらゆらゆら [01:46.33]揺り籠揺らすように [01:52.78]強く静かにこの [02:01.62]手が止まることはない [02:08.13]ただ待ち続ける [02:14.25] [02:35.07]朝靄に消えてく勇者に [02:42.87]慰めひとつも言えなくて [02:50.03]花びらひとつ [02:54.49]手のひらに乗せる [02:57.07] [02:58.70]どれもなんて頼りないんだろう [03:05.90] [03:11.84]ゆらゆらゆらこの空が [03:19.97]深紅の布を拡げても [03:30.20]桜の木立にもたれても [03:38.85]涙は見せません [03:44.00] [04:09.56]節くれだった厚い手をとって [04:13.80]握り締めたその力で [04:18.02]こんな時代じゃなかったら [04:19.94]根を張った菩提樹の前で [04:22.37]誰にもこの肌を触れさせない [04:26.52]柔らかな土の匂いがした [04:30.23]あの笑い声で涙腺がにじむ [04:34.90] [04:42.74]ゆらゆらゆら古い墓石の [04:51.97]前に咲いた蒲公英 [05:01.19]息をついたらまっすぐに [05:09.53]ここへ帰ってきて